
外壁や屋根にはさまざまな材質の建材が使用されていますが、塗装工事の際には、それぞれの建材に合わせた適切な塗料を選ぶことが必要です。特に木部の塗装は少し特殊であり、他の建材よりもメンテナンスに気を配る必要があります。
ウッドデッキや玄関ドアなどに木材が使われている方も多いと思います。今回は、木部塗装の特徴や注意点について詳しく解説します。
木材の特徴を知る
木材は住まいのさまざまな場所で使用されており、以下のような箇所でよく見られます。
- ウッドデッキ
- 玄関ドア
- 破風板・鼻隠し
- 窓枠
木材の魅力は、デザイン性の高い木目や独特な温もりにあります。しかし、塗装においては、サイディングやモルタルと比較して耐久性が半分程度と言われています。これは、木材特有の「調湿機能」が関係しています。
木材は湿気を吸収したり放出したりすることで、濡れによる腐食や乾燥によるひび割れを防ぐ特性を持っていますが、この過程で木材が伸縮します。この伸縮によって表面の塗膜に力が加わり、塗膜のひび割れが起きやすくなるのです。
木材を塗装するには?
木部塗装には2つのタイプの塗料があり、施主様の希望に応じて選択されます。
1. 浸透タイプ
- 特徴:木材の内部に塗料が浸透し、塗膜を形成しない。
- メリット:塗膜が形成されないため、ひび割れや剥がれが起きにくい。
- デメリット:耐久性が低く、短いスパンで再塗装が必要。
2. 造膜タイプ
- 特徴:木材の表面に強い塗膜を形成する。
- メリット:耐久性が高く、メンテナンスサイクルが長い。
- デメリット:木目のデザインが隠れてしまう場合がある。
また、造膜タイプの中にはクリアタイプもあり、木目を生かしながら耐久性を確保したい場合におすすめです。
木部塗装の注意点
木部の塗装には、以下の点に注意が必要です。
塗料の相性に注意
以前に使用した塗料との相性を考慮することが重要です。例えば、以前に造膜タイプの塗料を使用していた場合、上から浸透タイプの塗料を塗装しても十分な効果が得られません。これにより、塗装の効果が損なわれるだけでなく、木材の劣化を早めるリスクがあります。
塗料選びは慎重に
塗装を検討する際には、どの塗料を使用するのかをあらかじめ業者としっかり相談しましょう。適切な塗料の選択は、木部を長持ちさせるための大切なポイントです。
DIYでの木部塗装は可能?
ウッドデッキのように高所作業が必要ない場所であれば、DIYによる塗装も選択肢の一つです。DIYであれば費用を抑えつつ、自分の好みに合わせた仕上がりを楽しむことができます。
しかし、DIYには以下のリスクも伴います。
- 塗料の選定ミスによる早期劣化
- 塗装技術不足によるムラや塗膜の不具合
- 必要な下地処理を怠った場合の木部の劣化促進
特に重要な部分や広範囲の塗装については、専門の業者に依頼することをおすすめします。
最後に
木部は、独特なデザインや質感で住まいを彩る大切な要素です。しかし、その分劣化も早いため、適切な塗装とメンテナンスが必要不可欠です。
木部塗装を検討する際は、塗料の選定や施工方法についてしっかり確認し、信頼できる業者に依頼することで、木材の美しさを長く保つことができます。
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