高性能塗料でも失敗する?外壁材との相性が耐久性を左右する理由

高性能塗料でも失敗する?外壁材との相性が耐久性を左右する理由

「どうせ塗装をするなら、できるだけいい塗料を使って長持ちさせたい」

このように考え、フッ素塗料無機塗料などの高性能な塗料を選ぶ方も多いでしょう。しかし、高性能な塗料を選んだにもかかわらず、期待していたほどの耐久性を発揮しないケースもあります。

なぜ、高性能な塗料を使っても長持ちしないことがあるのでしょうか?

塗料と外壁には「相性」がある

一番わかりやすい例は、木部用塗料です。木部には専用の塗料が必要であり、通常の外壁用塗料ではその性能を十分に発揮できません。
同じように、外壁の種類ごとに最適な塗料が存在します。

以下、主要な外壁材と適した塗料の相性について確認してみましょう。

1. モルタル外壁

特徴:
モルタルはクラック(ひび割れ)が発生しやすい建材です。近年の施工技術の進化により、以前よりクラックの発生率は減少していますが、それでも他の外壁材に比べると発生しやすいのが現状です。

おすすめの塗料:

  • 弾性塗料
    クラックが発生しても、塗膜が伸び縮みして追従できるため、ひび割れからの雨水侵入を防ぎます。

2. 窯業系サイディング

特徴:
窯業系サイディングは熱を蓄えやすく、雨水の浸透と乾燥を繰り返すことで、反り塗膜の膨れが起こりやすい性質があります。

おすすめの塗料:

  • 透湿性の高い塗料
    湿気を外に逃がしつつ、外からの雨水を防ぐ塗料が最適です。これにより、サイディングボードの反りや膨れを防ぎます。

3. 金属系サイディング

特徴:
金属系サイディングの最大の弱点はです。
錆は、表面に傷がついたり、他の錆びた物質からのもらい錆によって発生します。

注意点:
最近の金属系サイディングにはフッ素コート親水性加工が施されていることが多く、これらの表面には塗料が密着しにくいという課題があります。

おすすめの塗料:

  • 密着性を高めるシーラー・プライマー
    下地処理でしっかりと密着性を確保することが重要です。

4. ALC(軽量気泡コンクリート)

特徴:
ALCは軽くて丈夫ですが、多孔質であるため、雨水を吸いやすい性質を持っています。

おすすめの塗料:

  • 透湿性の高い塗料
    ALC内部に吸収された水分を効率よく排出するために、通気性を重視した塗料を使用することが推奨されます。

最後に

高性能な塗料=すべての外壁材に最適というわけではありません。
外壁塗装を長持ちさせたいなら、ただ高価な塗料を選ぶのではなく、あなたのお住まいの外壁材に最適な塗料を選ぶことが重要です。

専門家のアドバイスを受けながら、相性の良い塗料を選ぶことで、塗料の性能を最大限に発揮し、より高い耐久性を実現しましょう。

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